電通大編入の関門である単位認定が終わったので報告しようと思います。
先人の知恵です。合わせてどうぞ。細かく分かりやすいです。
同期の単位認定エントリーです。同じ学科で最多の79単位認定マンです。
編入の結果もでましたね。合格した方おめでとうございます。今年はJ科の合格者が多かったですね。
ぼくらの単位認定活動
わりと長い時間単位認定に費やした気がします。
春休みに大学のシラバスと学習要項とひたすらにらめっこして書類を書き、認定さらなかった単位を求めて担当の教授とひたすら面談をしました。単位認定活動自体は5月の中旬に終わったのですが、最終的に確定したのは6月の中旬でした。
認定された単位
最終的に認定された単位たちです。たくさん大学と高専のシラバスを眺めまくって生成された単位たちなので思い入れがあります。
認定された科目 | 高専の科目 |
---|---|
文学A | 日本文学 |
技術史 | 計算機科学史 |
Academic Written EnglishⅠ | 英語Ⅳ |
Academic Spoken EnglishⅠ | 英語Ⅳ |
Academic Written EnglishⅡ | 英語Ⅳ |
Academic Spoken EnglishⅡ | 英語Ⅳ |
Academic English for the Second YearⅠ | 英語Ⅴ |
Academic English for the Second YearⅡ | 英語コミュニケーションスキルD |
英語演習 | 英語B |
健康・体力つくり実習 | スポーツⅠ,スポーツⅡ |
物理学概論第三 | 応用物理Ⅱ |
基礎科学実験B | 工学実験実習Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,応用物理Ⅰ,化学Ⅰ,Ⅱ,科学演習・実験 |
コンピュータリテラシー | 工学実験実習Ⅰ,情報処理基礎 |
基礎プログラミングおよび演習 | 工学実験実習Ⅱ,工学実験実習Ⅲ |
基礎科学実験A | 工学実験実習Ⅳ,実験実習Ⅴ,応用物理Ⅰ |
技術者倫理 | 倫理学 |
キャリアデザインⅠ | インターンシップ,国語Ⅳ |
ベンチャービジネス概論 | インターンシップ,プレゼンテーション |
化学概論 | 応用物理Ⅱ,化学Ⅰ,Ⅱ |
微分積分学第一 | 微分積分Ⅰ,微分積分ⅡA,フーリエ解析 |
微分積分学第二 | 微分積分ⅡB,複素関数論 |
線形代数第一 | 線形代数Ⅰ,ベクトル解析 |
解析学 | 微分積分ⅡA |
数学演習第一 | 電子情報工学基礎演習B |
数学演習第二 | 微分積分ⅡB,線形代数Ⅱ |
物理学概論第一 | 応用物理Ⅰ,電気物理 |
物理学概論第二 | 応用物理Ⅱ,電気物理,電磁気学 |
Research Presentation | 英語コミュニケーションスキルD,卒業研究 |
離散数学 | 離散数学,数学特論 |
確率論 | 確率統計Ⅰ,確率統計Ⅱ |
アルゴリズムとデータ構造並びに同演習 | アルゴリズムとデータ構造,情報処理 |
総合情報学基礎 | 情報通信メディア |
計算機工学 | コンパイラ,ディジタル電子回路 |
プログラミング演習 | オブジェクト指向,ソフトウェア工学 |
応用数学 | フーリエ解析,ディジタル信号処理 |
電気・電子回路第一 | 電気回路,ディジタル信号処理,データ通信 |
電気・電子回路第二 | 電子回路,センサアクチュエータ,データ通信 |
論理回路 | 論理回路,マイクロコンピュータ |
数値解析 | シミュレーション,アルゴリズムとデータ構造 |
情報通信システム | 情報理論,情報数理,マイコンシステム |
ユビキタスネットワーク | ネットワーク基礎,ファームウェア,センサアクチュエータ,卒業研究 |
ビジュアル情報処理 | 画像処理,工学実験実習Ⅴ,電子情報工学概論 |
最終的に75単位認定してもらいました。同じ学科の友達の中では真ん中くらいです。
今年はなっちゃんさんのブログのおかげで認定がわりとうまくいってる感じでした。本当にありがとうございました。
単位認定でやったこと
基本的にやったことはなっちゃんさんと同じで
- 友達とコミュニケーションをとって情報共有する
- 先輩から話を聞く
- ダメ元でもっていく
- ちゃんとアポとって面談する
先輩の話しと友人の情報共有に救われました。もらった情報のおかげで、あの科目もいけるやん。。。。って感じで2,3科目増えました。あと編入仲間は単位認定を通して絆を深めることができました。
単位認定は最大でも提出した分しか認定されません。であれば、なるべく多く出して損はないはずです。技術史あたりはダメ元で出しました。
メールをちゃんと出してアポをとりました。面談の際に親身になって考えてくれる先生もいて助かりました。特に化学は先生に助けて頂きました。
なにが大変だったか
具体的になにが大変だったかまとめると
- 認定の書類をそろえること
- 担当教員によって単位認定の基準が違うこと
- それぞれの担当教員にアポをとって面談すること
- 書類を何度も提出すること
- 専門科目の認定
春休み中の最初の段階で書類を揃えるために高専のシラバスを何度も読み、大学のシラバスを何度も読み、そして科目区分ごとに書類を作るのが本当に苦労しました。
担当の教員によって認定の基準が違うため、それも考慮するのが大変でした。
認定の書類は何度も提出するので表計算ソフトで書いて印刷した方がいいです。ちなみにそれを見越してプリンターを買いました。わりと印刷する機会が多くて便利です。
専門科目の認定が一番大変でした。専門科目はちゃんと内容が一致していないとこの先大変だということが考慮されて(るはず)わりと厳しかったです。
高専時代にやっておくとよいこと
私がいた時代の長野高専は科目の選択がほとんどできなかったのですが、話しを聞くとわりと自由に単位を取れる高専があるみたいなので高専時代にとっておくとよいと思った単位を紹介します。
- 第2外国語
- 4,5年の英語
- 4,5年の人文系の科目
これらがあると微妙にネックな単位が認定されやすい感覚でした。私は英語は大丈夫だったのですが、第2外国語が無く、人文が少なかったため大変でした。
単位認定のコツ
- 科学実験A,Bは死に物狂いで認定してもらおう
この単位がないと地獄をみるらしいです。
- 低学年の科目を優先しよう
当たり前ですけどその方が有意義な講義多いですし、精神的なダメージが減ります。(絶対に認定されない1年生の科目があるので関係ないかもしれませんが)
- 掟は守った上で冒険しよう
配布される単位認定に関する書類に科目ごとの認定の規則があります。当然その規則は守るのですが、その上でダメ元で提出しましょう。上級科目とか通ったりするらしいです。
- 卒研と実験の使い所
卒研と実験は色々化けることが多いです。卒研は(きちんと内容を説明した上で)ジョーカー感覚で使いましょう。実験は高専によって内容はちがうと思うのですが、実験で少しやったトピックも内容がかぶっていれば認定できる可能性があるのでがんばりましょう。微妙に時間や単位が足りない科目に付け足すのもありかと思います。
- 面談の情報戦
面談の際に高専のシラバスに掲載されていないことについて聞かれる場合があります。そしたらそこからは情報戦です。嘘はつかないでやったことを話しましょう。本当にすべてを話してしまってよいかは自分で判断して下さい。
思うところ
入学後は講義の選択が迫られます。自分がどの単位を持っているか分からない状態で講義を選ぶのは非常に厳しかったです。ヘタしたら低学年の必修が認定されずに速攻で留年が確定することもあるからです(さすがになにかしら対応してくれるとは思いますけど)。履修が確定する前に早めに単位を集めていたため一日中ドタバタでした。ほんと辛かったです。サークルの新歓も動け(き)ませんでした。
2018年度の編入から学部が学域になるため、単位認定も今までのようにならないかもしれませんが、もし単位認定が変わるなら少しでも楽になってくれることを願います。
もしなんか単位認定でききたい事があればTwitterのDMで気軽に質問ください。
込み入った内容や書類をどう書いたかとか教えられると思います。