高専から電通大に編入して4年経ち大学院修了しそうなので所感を書いていく
高専から編入して4年が経ち大学院の修了しそうなので思うところをまとめていこうと思います
大学編入とか編入後の院進学とか考えていたり悩んでいる人の参考になればと思います
過去の編入に関する記事ですよかったらどうぞ↓
大学院を終了してみて
私は大学院まで進学して正解だったと思います 理由は以下の通りです
- 自分と向き合うことができた
- 世界が広がった
- やりたいことの方向性が見つかった
それぞれについて述べていきます
自分と向き合うことができた
高専での5年間は寮に入り同じ環境でひたすらレポートに追われ,友人とゲームしたり, 文化祭の準備をしたり,編入勉強に焦ったりと一瞬で時間が過ぎて行きました.
これは別に悪いことではなく,5年間が濃厚で凝縮されており, すごく充実した時間だったと思っています.
ですが,自分が5年間向き合ってきたものは「課題」であったり「文化祭」であったりするものばかりで, 中学を卒業して5年間で自分自身で大きな決断をしたりせずに, 如何にレールの上で全力で走るかばかり考えていました.
結果として自分自身のことをあまり分からないまま5年が過ぎたような気がしています.
大学に編入して大学院に進学したので, 理系と言えど学生は学生,4年間で社会人よりは暇な時間が取れて自分と向き合えたのかなって思います.
自分が「何が好き」とか「どんな人間」とか「何をしたら楽しい」とか「何をしたら楽しくない」とか少しは自分のことがわかったような気がしています.
多分高専卒で即働いていたら目の前の仕事に追われて,自分は何がしたかったかとか考える暇がなかったという気がします.
世界が広がった
これは当然のことなのですが,環境が変われば周囲の人やものも変わります
そして今まで出会ってこなかった人と出会うと新しい考え方や生き方に出会います
そうすると自然と物事を考える世界が広くなったと自分では思います
固定観念というのはなるべく振り払った方が生きやすいのかなって気はします
やりたいことの方向性が見つかった
4月から私は社会人になります
ですが高専時代に思い描いていた未来とは少なからず違う姿になっていたと思います
おそらく大学編入を志した自分は研究職かメーカー勤務を志望していたと思います
それは研究の経験を活かして生きて行きたいと考えていたからです
ですがどうでしょう、研究してみて分かったことはとりあえず自分にあってない事が分かりました
正確には研究よりは、サービスを作っていた方が自分の幸福感が大きく、この考え方を大事にしようと思うようになりました
研究もサービス開発も情報系だとおおよそモノづくりとなりますが、自分はサービスや人に近い所に関わりたいと思うようになり、結果的にWeb系やゲーム系に行きたいという方向に固まりました
この1番のきっかけはインターンで働き、様々なプロダクトやサービスに関わったからです
誰かのために直接技術を使っていけることがすごく楽しく感じました
研究だと結果的に世界や業界全体に貢献している訳ですが、誰のためになったかなどが若干実感が少ない気がしています
編入前と編入後のギャップ
あんまり自分語りしてもアレなので編入の話もしようと思います
1番のギャップは大学院の良し悪しは大学の偏差値というよりも個人の力量と配属される研究室でほとんど決まるという点です
結局忙しいとか大変とかは研究室の影響が大きい気がします
これから編入を考えている皆さんは、大学!だけでなく研究室まで見れると強いと思います
もう一点のギャップは、大学院生よりも高専生の方が忙しいという事です
高専生活の方が余裕がなかった気がします笑
おわりに
自分が大学に進学した理由を挙げるときりが無いのですが,
強いてまとめるならいま世に出て働いたら何も考えない人になると思った
からです
なんというか働くことに納得感がなかったのです
高専生に言いたいのですが慌てて就職したい訳では無いのであれば、進路を後回しにするための編入も選択肢に入れてもいいのかなって気はしています